翌日
おばさんも乗せて行くことにし、駅で待ち合わせた。
俺はロータリーで待ち、コフィが出迎えに行く。
改札口から出たおばさんはコフィを見つけて手を振った。
「安孫子さんこんにちは。」
コフィが挨拶
「良かった。
似合ってる。サイズも合ってたわ。」
「暖かいです。
ありがとうございました。」
「そうでしょ。
おばさんが編んだのよ。
寒そうだったから。
でも直志に聞いたわ。
あなたロボットくんなんでしょ?」
「はい。
暖かいがわかるロボットです。」
「かわいいこと言うわね。」
おばさんは笑った。
車で研究小屋を目指した。
しかし山奥に入って行く。
その住所に着くと
土木事務所の資材置き場だった。
「間違えたかな?」
似ている住所は無い
「あっ直志。」
おばさんが息子を見つけた。
車を降りる。
「やぁ。内藤さん、コフィ君」
直志さんも気づいた。
大きな砂山の前で手を振っていた。
なるほど。
ここならプロジェクトの研究にバッチリだ。