未来少年コフィ 36 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

すぐに退院の手続きをした。

午後には父親が迎えに来るという。

コフィと直志さんは楽しそうに会話をしている。

みんなで近くのレストランに行きランチをいただいた。

コフィに頼まない訳にはいかず、ミニラーメンを注文した。

店員から隠れて俺が食ってどんぶりをコフィに戻した。

午後になって、病院の玄関に父親が迎えに来た。

車から降りたお父さんはこちらに深く頭を下げた。

「直志、乗れ」

「親父。ごめん。」

「あぁ。お前も大変だったな。
でも、あれは、親不孝だぞ。」

「うん。
俺、この人たちに逢えて良かった。

内藤さんとコフィ君だよ。

生きる希望をもらったんだ。


また1からロボットを造りたい。
そして、あんな友達を見返してやるんだ。」

直志さんは拳を握りしめる。

「あなた、またロボットなんて」
おばさん

「私たちも応援させて下さい。」
俺とコフィで頭を下げる。


「直志。」

「はい。」

「過去のうじうじしたお前は死んだな。
今日からは人の為に頑張れよ。」
お父さんは新聞の切り抜きを渡した。

「これは?」
受け取った直志さん

「お前ならチョチョイのチョイだろ?」
お父さんが肩を叩く


「うん。やってみるよ!

目標ができたよ、コフィ君」

新聞を見せてくれた。


「すごいじゃないですか。
直志さん頑張って。」
一大プロジェクトだった。

「応援します。」
コフィ


「ありがとう。見ていてください」
直志さんは握手して車に乗った。


車は病院を出て行った。