警察官から後日、表彰があると聞いた。
俺じゃなく少年にだ。
しかたなくコフィを玄関に出した。
「まぁ。可愛い坊ちゃん。
本当にこの子が担いだのかしら?」
おばさんも驚いている。
「水中は浮力がありますし岸では私も手伝」
「ボク、本当にありがとうね。」
俺を置いて、コフィの腕を掴んだおばさん
「ご無事で何よりです」
「あらボク。すごい筋肉ね。
カチカチだわ」
「はい。ワタクシはアビー」
「えーそーなんです。この子は鍛えてますから。」
割り込んだ俺
「表彰にあたり彼の名前を聞かないとね。
息子さん?」
俺とコフィのブロンズ頭を見比べる警察官。
「えーと。
オーストラリアのいとこです。」
名前はコフィ.アビー
これしか思いつかない
警察官は納得して帰った。
さぁ。
おばさんとコフィと病院へ