未来少年コフィ 20 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

家の調味料と食材で三品も作ってくれた。

珍しい料理だった。

まだ日本に知られていない海外の料理かもしれない。
コフィのデータが中国製なのが影響しているのか?

たった1日でコフィを手放したくなくなった。

お試し期間はあと3日間。

しかし契約すると月額50万円だという。

高い。

この子供、俺の何倍稼ぐんだよ。


契約の説明
取り扱い説明の動画
社長の挨拶の動画
アビーノイドのCM動画
を立体映像で見た。

あっという間に夜に。

するとコフィは
ピットケースの回収に行きたい
と言い出した。

ピットケース
とはアビーノイドの搬送ボックスだそうだ。

また山に行くことになった。


仮眠をして深夜に出発した。


追跡や待ち伏せを怖れながら、頂上の駐車場に着く。

誰もいない。
消防隊も今日はいない。

「あの辺りに」
コフィが指す場所にピットケースが在るという。

懐中電灯を片手に林を進む。


これのことか。

地面に刺さっている箱を見つけた。

まるでドラキュラの棺だな。

フタを開けると