家に着いた。
草刈りがしてあり、パンパンのゴミ袋が数個、玄関の脇に置かれていた。
家に入る。
家と言っても、小さな中古の借家である。
築年数がごまかせるくらいに綺麗になっていた。
初めて借りた時以上に綺麗なのだ。
家具 家電 小物 洋服
すべてがピッチリ揃えてある。
コフィに礼を言う。
子供に掃除してもらうとは恥ずかしいものだ。
このカンペキ状態をキープしてやると誓う。
そうなると、まるで巨大ドミノ倒し会場並みにソロリと歩いてしまう。
「お疲れ様でした。」
「はい!コフィもお疲れ様。」
俺なんかコフィに比べたら全然ラクだった。
コフィに食材を渡す。
「はい。
こちらがメニュー一覧です。」
また立体映像がテーブルに現れた。
「これをお願い。」
「はい。わかりました」