未来少年コフィ 5 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

しかし、ドッキリカメラとバレたらどんな顔したらいいんだ?

なんて考えてみたが、






しばらく待ったが誰も来ない。


ライトを点けて、車から降りてみた。

俺のあとをついて歩くロボット。


「ドッキリなんでしょ?」

中の人に聞くしかなかった。

《ダイクリ、ナンデソ》

は?

「勘弁してくださいよ」

《カンベルテイクダイウ》

なんだ?
こっちの真似をしてるのか?
外人に日本語教えてるんじゃない。

らちが開かないな。

ハンドルを持って
「直せ」
と言ってみた。

通じないけど。

《チャカチャパチンカチャ》

ロボットコスプレ外人は
一瞬で直してしまった。

通じたのか、バカにされているのか。
どんな感情になればいいのかさえわからない。



「テスト。テスト。
 
  座標 日本国。
  日本語 標準語モード。
  2025年日本語辞典vol5521。

  はじめまして。
      ご主人様。」

日本語話せるじゃないか。

2025年が気になるが、そういう設定なんだな。

もう帰りたい。

変な人だから怒らせないように退散しよう。


丁重に断って車に乗る。

ハンドルはちゃんと動く。

急いで逃げた。