シガーライター 13 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

ママが車の説明を聞いてる間、ヒマだった。

車の雑誌を取った。
古い雑誌だ。

パパの車の写真が乗っていた。
あの時のイベントじゃないか。!

ああ、このお姉さんだ。
「パパの車、クールだね」
って言ってた。

クール?
そんなに涼しくなかった。
水着なんか着て、暑がりなお姉さんだった。

パパの写真だ。
ママに見せたら怒りそうだ。

「え?これボクじゃない?」
頭の上からお兄さんの声がした。

「え。えぇ。」
お兄さん 隠してんのに。

「あの車って。これ?」
お兄さんが外の車と見比べた。

「ちょっと貸してね。
小林さん。見てください。」
お兄さんは、おじさんに雑誌を持って行ってしまった。

「んあ。」
おじさんは、メガネの上から雑誌を見た。

「コンテスト優勝車ですよ。あの車!」
お兄さん

「ほぅ。どれどれ。」
おじさんは写真を見た。

「私には何がいいのかさっぱりで。」
ママは紅茶をもらった。

「この賞。マジすごいッスよ」
お兄さんが興奮してる。
あんた買いなよ。