~IOTA DEN~ 80 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

傭兵の顔で指紋認証はまずい。忍者兵ではないから。

人の往来が激しい食堂の扉まで戻って
カンウェの手首
を試す。

《ツー》《プピ》

開いた。
指紋認証は成功した。

「和尚さん、偉王汰。
重烏だ。
セキュリティーパスはOK。」



刑務所の塀の外

「ご苦労」和尚
「ありがとう。
シゲ、何食ってんだ?
いい匂いだな。」
偉王汰

「バレたか。ビスケッ…
無線で匂いはしないだろ!」
重烏

「ハハハ」
偉王汰

「シゲ兄の行動、読めるし。」
華伽





「ンー!ンンー」
この声は楼射たちが壁際に置いてきた傭兵だ。

今は刑務所の外の木の上に縛られている。

「あんた達うるさいわね。

ホワロ、おなか空いたの?
誰を食べたい?」
華伽がコブラの頭を傭兵に見せつけると静かになった。


「今日は月が明るいな。
あの雲が月にかぶったら行こう」
和尚

「御意」
偉王汰 華伽