u.g 085 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「難しいなぁ。
中ちゃんは解った?」
森田

「だいたい解った。
地球の物質は地球に引っ張られるけど、他の星の物質は引っ張られない。って。」
中村

「そう、セイカイシャに拍手。
ヨクデキマシタ。
ヨクデキマシタ。」
宇宙人

「出たな、テレビっ子宇宙人」
森田

「つまり、地球の物質は地球から離れられないのね~。

だから引っ張られて、重さがあるんだよ。

しがらみというか、因縁というか。

君たちの体や服や水筒のジュースには引力が働いているから、このベルトの力でプラマイゼロにしてるんだよ。
水筒を離れたジュースは、こぼれたでしょう。」
宇宙人

「だんだん解ってきたわ」
先生

「このベルトがあれば車だって小指で持ち上がるね。
大野くん。」
中村



「…クゥー、…クゥー」
大野

「寝るな。」
宇宙人