宇宙船に乗り込むことにした。
水筒をたすき掛けにして、入り口に向かう。
先生も宇宙船に乗るのは初めてだという。
宇宙船は地面から2メートル位浮かんでいて、その下を進み中心まで歩いた。
宇宙人の操るロボットから四本のベルトを先生が預かり、子供に配った。
ベルトを腰に巻く。
「おぉ。これはもしかして
変身!」
森田
もちろん変身ベルトでは無い。
「宇宙船内でバランスを保つベルトだ。」
宇宙人が説明した。
「だってさ。残念だね。」
大野が笑う。
「でも、かっこいい。
もらえるの?」
森田
「ダメ」
宇宙人
「ケチだね。」
大野
「っふ。……っは。」
先生
「先生どうしたの?」
中村
「なんでもないわよ。」
先生
「先生が言ったサイズで合ってるはずですよ。
じゃあこっちにする?」
宇宙人
「先生、なんで取り替えたの?」
大野
「べ、べつに。」
先生