u.g 069 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「皆さんは、ずいぶん遠回りして教室に来たのよ。
これには訳があって、懐中電灯を地底人に当てない約束があるの。
だから地底人の通路と別ルートでここに来たのよ。」
先生

「懐中電灯の光が嫌い?」
大野

「彼らは地底に住み始めたころから自分で発光してコミュニケーションをとっているの。

だから言葉を持たない。

こんな狭い所だと話すより、発光したほうが便利なのね。

だから、懐中電灯の光はコミュニケーションの邪魔になるの。」
先生

「わかりました」
生徒

「人間の文化は電気の発見からすごく便利になった。
電灯 家電 電車 パソコンとかね。

でも電気に頼りすぎだったと思う。

大量の電気を必要とする生活は原子力発電という発電方法にたどり着いたの。

原子力というのは、大きな力がある反面、扱いが難しいらしく、怪獣を飼い慣らすようなものかもしれないわね。」
先生

「その原発のせいで地上は」
中村

「原発は引き金に過ぎないのよ、一年前の出来事から勉強しましょう。」
先生

「はい。」生徒


「人類滅亡なんて何があったんだ?」
大野