u.g 066 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

地底の世界に来て一年と1日が経っていた。

地上との違いはいろいろあるが、地上の建物は地面を基準にビルが建ち、そこに部屋の空間があるが、地下では、いたるところに空間があり、通路で縦横無尽につながっている。

さて、
その迷路のような通路を、地図を片手に進む少年たち。

地底の冒険を楽しみながら学校へ向かっていた。

「つぎは、2フロア上がって、右」
大野

「また階段?」
中村

「これを毎日通うの大変だね。」森田

「直通通路掘ってもらいたいね」大野

「いいねぇ」
中村 森田

しばらく歩く

「あった!
あれじゃないか?」
中村

「そうだ。
ドアに教室って書いてある」
森田

「なんだよ。
学校の建物を想像したのに。
教室って一部屋だけなんて」
大野


「これだったら、うちらの住みかの近くに作って欲しいな」
中村

「中ちゃん頭いいなぁ。賛成。」
大野


「おや、君たちね。
待ってたわよ」
ドアが開いておばさんが顔を出した。


「たぶん先生だ。」
森田

「先生。
おはよーございます。

…で、いいのか?」

時間の感覚が無いので、顔を見合わせた少年たち