仮面トラッカー2 21 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「さぁ、運送屋。
しょーしん(賞品)を受け取れ!」ボス

《バム》
一番星号の後ろ扉が全開。

荷室には自動車がある。
朝、グレーマンが乗った車だ。

自動車に頭を入れるグレーマン
《カシ》
サイドブレーキを下げて降りる。

「よっこらせっ。」
赤い甲冑(人間のパワーを五倍にする)のボスがボンネットを片足で押した。

《ヒュッ、ガチャン》
自動車は荷室がら飛び出し、まずトランクからしりもちをついた。



「ぅげっ!危ねっ…」
猛の軽トラの前に垂直に立つ自動車の屋根が見えた。

避ける距離は無い。

一瞬の出来事だった。

《ボグフ、グション》

自動車の屋根に軽トラが刺さり、1つの塊となって前転を二回ほどしたあと、タイヤや荷台や板状のフロントガラスが宙を舞った。


「YESっ。(ガッツポーズ)
運送屋は商売道具の軽トラと共にお陀仏。
残念だが、この番組も打ち切り。」ボス