仮面トラッカー2 20 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

軽トラに無理をさせ、一番星号を追う猛。

一番星号の真後ろにつけると、悲鳴のようなエンジン音だったが少し和らぐ。
《ギャァャャ…フワァ》
スリップストリーム!

一番星号の真後ろの軽トラは空気抵抗を受けなくなった。

「追いついたものの…何をしたらいいのか?」猛

牛の尻を眺めるカエルのような状態である。

ふと、助手席に目をやると

小さなクーラーボックスがある。
「世界一のマンゴープリンを持って来たが、おあずけだな。
ピクニック気分で丘の上で楽しむはずだったのに…

あれ?なぜここにコレが!?」
クーラーボックスのフタを開けた猛。



その頃、
一番星号の荷室では


「ボス!
後ろに運送屋がついて来ますぜ!」
一番星号運転手

「しつこいねぇー
ついてきてどうする気なのかね?」
モニターでリアカメラの映像を眺めるボス。

「戦車強奪を阻止されて黙ってられませんぜ。ボス」グレーマン

「しかし、敵ながらあっぱれだな。
褒美をやろう。」ボス

「敵に褒美をやるって、マジすか?ボス」グレーマン

「良いものあげちゃうよ。
しょーしん(商品)はコレだ!
ガハハハ」ボス

「こりゃ最高。さすがボス」グレーマン