仮面トラッカー2 8 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「とにかく褒美だ。
じゃん!
ボスのサイン入りブロマイド」ボス

「………。」グレ3
「わーうれしーなー。」グレ2

「棒読みの感想からして満足してないようだが…五枚集めると…」ボス

「集めると?」グレ1

「こちらの大きなブロマイドと…」ボス

「集まりませんように。」グレ2


「冗談だよ。
部下が離れていく。

しょうーしん(賞品)はこちらニンっ」ボス

「伊東四朗?」グレ2

トラックの荷台にズラリと並ぶ人型の物体に赤い幕をかぶせてある。

「ニンニキニンニキ…ジャァーン」
赤い幕を少しずつ下げると

赤 青 黄色 …

八色の甲冑(かっちゅう)が並んでいた。


「さあ、好きな色を選べ」ボス

「ありがとうございます!」グレ2
「甲冑をもらえるとは、思っても見なかった。」グレ1
「甲冑族なら給料アップでポークスティック、ゲットだぜ!」グレ3


「よし、なかなか似合うぞ。
早速だが、シャンプーのCMをやってこい。」ボス

「今はマズいですボス。
完全にパクリですよ。」
グレーマン