「ここに潜り込んだ奴とは、どんな野郎だ?
まだ悪事もしてないのに。
鼻の利くスパイだな」ボス
「ボス。感心してないでください。奴の狙いは、その戦闘スーツ(黒い鎧)かもしれませんぜ」グレーマン
「なんだと!
確かに他にめぼしい物は無いが…とにかく、コレは隠そう。」ボス
《パシャ》
青白い光がボスから放たれ、パンツ一丁とブレスレット姿に戻った。
1人のグレーマンが赤いカーテンを閉じてマネキンを隠す。
2人のグレーマンがボスの着替えを手伝った。
甲冑を着終えたボスが、ブレスレットをカーテンの中のマネキンの腕に通し、隠した。
「さて、スパイをあぶり出してやろう。」
ボスはグレーマンの布をめくり、一人ずつ顔を確認して回る。
3人目 4人目…
「まずいぞ!」猛
9人目まで異常なし
ラスト
「キサマかっ」
ボスが布を力強くめくった。