「パールちゃん。キレイ。」
桃香
「何?
エイプリルフールは終わったぞ。」明石
「テレビに映して平気だろうな?
視聴率も考えてくれよ。」黄貝
「ハーイって声は、まんまだぜ。」黒久
「本当よ。」桃香
「よ、よし。
せーので目を開けよう。」明石
『せーの』
パッ
向かいのソファに白いドレスを着た美女が座っている。
にっこりと男子メンバーに手を振る。
「う、嘘だ。
ドッキリだ。カメラを探せ!」明石
「あの鏡が怪しい」黄貝
「みんな。お、ひ、さ。」足を組むパール
「…んぐ。」唾を飲む黄貝
「嘘だ。特殊メイクだ。」黒久
「ぷはぁ」
横を向いて水を一気に飲み干し、真っ赤になる明石
「どうしたの、黙っちゃって、おかしいわ男子」桃香
「うふ。チラリ」
足を組み替えたパール
「あいつは男だ。あいつは男だ。あいつは男だ。…」呪文を唱える明石
「ねぇ本当にキレイよ。
パールちゃん。
何か秘密があるでしょう?」桃香
「もちろんあるわ。
これよ
濃縮女性ホルモン
〈ボイーンビジョナル〉の注射
これであなたもBQB!」パール
「ホルモン注射!
素晴らしい。」桃香
「科学の力だったか。」黄貝
「ホルモンBBQって何?」黒久
「うまそうだ」明石
「ボン、キュッ、ボンよ。ほら」
立ち上がるパール
「デカパインに負けてないぞ」黒久
「う。鼻血が…」黄貝
「あのぅ、そのブツを入手するにはどうすれば?」
手揉みをしながらパールに尋ねる桃香