4話 {大変身} 17:悪夢 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「パールちゃん。キレイ。」
桃香

「何?  
   エイプリルフールは終わったぞ。」明石

「テレビに映して平気だろうな?
     視聴率も考えてくれよ。」黄貝

「ハーイって声は、まんまだぜ。」黒久

「本当よ。」桃香

「よ、よし。
せーので目を開けよう。」明石

『せーの』

パッ

向かいのソファに白いドレスを着た美女が座っている。
にっこりと男子メンバーに手を振る。

「う、嘘だ。
   ドッキリだ。カメラを探せ!」明石

「あの鏡が怪しい」黄貝

「みんな。お、ひ、さ。」足を組むパール

「…んぐ。」唾を飲む黄貝

「嘘だ。特殊メイクだ。」黒久

「ぷはぁ」
横を向いて水を一気に飲み干し、真っ赤になる明石

「どうしたの、黙っちゃって、おかしいわ男子」桃香

「うふ。チラリ」
足を組み替えたパール

「あいつは男だ。あいつは男だ。あいつは男だ。…」呪文を唱える明石

「ねぇ本当にキレイよ。
   パールちゃん。
   何か秘密があるでしょう?」桃香

「もちろんあるわ。

これよ

濃縮女性ホルモン
〈ボイーンビジョナル〉の注射
これであなたもBQB!」パール

「ホルモン注射!
素晴らしい。」桃香

「科学の力だったか。」黄貝

「ホルモンBBQって何?」黒久

「うまそうだ」明石

「ボン、キュッ、ボンよ。ほら」
立ち上がるパール

「デカパインに負けてないぞ」黒久

「う。鼻血が…」黄貝


「あのぅ、そのブツを入手するにはどうすれば?」
手揉みをしながらパールに尋ねる桃香