4話 {大変身} 2:海底基地 | クーカーの 笑説

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コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
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1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

第4話   {大変身}



《ジジジジ》
鉄板を溶接する黄貝

「やっと完成だな。黄貝。」白井

「あぁ。
  あとは、鉄くず掃除くらいだな。
  ありがとうポセイドソ」黄貝

「巨大ロボット作っておいて良かったわ。」桃香

「みんな、お疲れさん。コーヒー飲むか?」博士

「ありがとう爺さん。」明石

「俺、ブラックで。」白井
「俺、ミルク多め」黒久
「あたし、砂糖無しのミルクあり」桃香

「えーと、白井がブラックで
 ブラックが ホワイトで
 桃香が 砂糖なしの乳も無しと
 めんどくさい、セルフでやれ。」博士

「乳も無しってなによ!」桃香

5人と巨大ロボットポセイドソは海底研究所、すなわちオーシャンジャー基地の修理を終えた。

先週、ポセイドソが開けた穴の補修だ。
タンクの中と外(海中)で作業をする。

ポセイドソが外側から鉄板を貼って押さえている。

両側から溶接して完成した。


メインルーム(作戦室)でコーヒーを飲みながらくつろぐメンバー。

「あと、パワースーツなんだけどさ。」
黄貝が話し始めた。

「何。改良?」黒久

「そう。
 元は海底探索用の耐圧ドライスーツだけど、戦闘用に改良をしたいなと。」黄貝

「いいね。」明石

「要望を言って。」
黄貝がメモの準備をした。

「そうだな。
 視界をもう少し広げて欲しい。
 今は正面の敵しか見えなくて。
  背後から叩かれ、振り向いてまた背後から…。
 あれじゃ、志村、加藤に挟まれた いかりや長介だぞ。」黒久

「メットにバックミラー付けちゃう?」白井

「カッコ悪っ」桃香

「ハイ、ハイハーイ!」
手を挙げる白井

「はい、白井くん」黄貝

「トイレ行くとき全部脱ぐのが面倒くさいね。
チャック付けようよ。
男子に」白井

『さんせー』明石 黒久

「チャックをつける。と」メモる黄貝

「やっぱり…チャシクになるんだね。
(ご存知、黄貝はカタカナが下手)

 「ハイ、あたしも聞いて」桃香

「何だい?」黄貝

「このスプレーで塗ったピンクをもっとキュートでファンシーでポップでプリティーなピンクにしたいのぉ」桃香

「博士のカード持って、オートバックス行きなよ。オーダーメイドの色が作れるよ。」
黄貝


『ハイ解決』男子