「え?」
ピンクが振り向く。
《ベチ》
舌がピンクの武器を弾き飛ばした。
「ベロベロベ~」
怪人の舌がピンクの体に巻きつく。
《ギューギュー》
ピンクを締めあげる舌
「いやぁ。」叫ぶピンク
「苦しい」
「やめてー」
「…って、ちょっと!
ボケッと見てないで助けてよ!」
ピンク
「あ、いけね。見入ってしまった。」レッド
「視聴率アップ!ナイスだ。桃香。」
ブラック
「いいから早く、助けなさいよ。
……ん? ≪クンクン≫
臭っ! このベロ臭い。
ネバネバしてるし。マジ勘弁。」
ピンク
「え。臭いの?」ブラック
「じゃあ接近戦は嫌だな。」ホワイト
「Wだ。
ワイヤーモード」レッド
『ワイヤースタンガン、セット!』
男子
《ギュイ、カッシャ、ビローン》
スティックに戻してムチを引き出す。
「ムチにはムチを。」イエロー
「ここで海釣りの経験が役に立つ。
そりゃあ」
ブラックがワイヤーを怪人の首に巻く。
「右手は、まかせろ!」ホワイトが右手に巻く
「左手、もらった。」イエロー
「離せぇ」怪人
「よし!
俺は、ヤツの体に巻くぜ!」レッド
≪ヒュン ピシッ≫
「ぐぅ、動け ない。」
怪人はピンクをほどき、舌を4人に向けた。