「つまり、俺たちに海賊を倒せと?」
明石
「なぜ私たちが?
海保や自衛隊がいるじゃない。」桃香
「わかってる。わかっているとも。
ただ、君達は若い。
老いぼれのわしだって、ここの設備をいじれば、それなりの攻撃も出来る。
わし1人で戦うよ。
ただ仲間が欲しかった。
気にするな。
ジジイのたわごとじゃて」博士
『…………。』全員
「さ。飯にしよう。
飯くらい付き合ってくれるだろ?」博士
「あ。…はい。」明石
博士はまた奥に消えた。
「なんか可哀想。」桃香
「あぁ。でも仕事もあるしなぁ。」黒久
「俺もメカニックコンテストが控えてるし、この大会には人生賭けてんだ!
優勝すれば一流企業の開発者になれる。」黄貝
「俺にも生活が…あぁ悩む」白井
「俺は、……俺は」
明石は、あの日の救出作業を思い出していた。