「怪人だって!」明石
「怪人?」黒久
「見た目が ゆるキャラ」桃香
「あいつら、怪人なんて造れるんですか?」
黄貝
「先日、日本の外科の名医
ドクター矢武 氏が誘拐されている。
彼のゴッドハンドと科学者の技術があれば不可能ではない!」博士
「ドクター矢武(やぶ)?
やぶ医者?」黒久
「いや名医だ。
‘月刊外科ジャーナル’
で見たことある。」
黄貝
「そんな本マニア過ぎて読まないだろ普通」
明石
「病院の待合室にあったから つい。
表紙は金剛力アヤメちゃんのナース姿」
黄貝
「それはつい、手に取ってしまうな。」
黒久
ウンウンとうなづく男子。
「いいから怪人の話。
ジジイ、ヨダレ」
桃香
「いかんいかん。ジュル
つまり、敵は手ごわいということだ!」
博士
「敵?」白井
「…誰の?」黒久
「君達の復讐の為に、このパワースーツを与えよう!
そして海賊を倒し、世界の平和を守るのだ!」
熱弁する博士
「復讐?」黄貝
「私は衣装だけ戻ればいいのに」桃香
「パワースーツ?…これが?」
ウェットスーツを撫でる白井
「奴らを倒すぞ。
エイエイオー!」博士ノリノリ
「…早く帰りたい」桃香