1話{選ばれし者たち}13: 海底 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

潜水艦の分厚い窓から見る海中の景色

光が届かない深海まで潜っている。

「ありがとうございました。」
「助かりました」
明石たちは礼を言う。

「いや、いいんだ。
これから私の研究所まで行く。
そこでゆっくりしていきたまえ。」
博士


「ありがたいぜ!」白井
「ありがとう。お爺ちゃん」桃香

「こちらこそ、さっきは良いもの見せて貰って。
ニヒヒ」
にやける博士

「え!
さっきのツンツンはワザとね。
ただのエロジジイじゃん。」
両手で尻を隠す桃香

「すげー、深さ300メートル超えた!」
黄貝はメーター類に夢中

「耳がポワンてなる」
唾をのむ明石

「しかし、狭い。」明石

「うーん狭いのぉ。」博士

「ジジイが近い」桃香

「押さないで、ウップ」黒久

「うわっ、こいつは酒くせぇ。
まだなの?」桃香


「おお!海底に何か見える」白井

「巨大な建物だ!」黄貝

「皆さんようこそ。
私の海底研究所へ」
博士


「素晴らしい!」明石
「カッコいい」黄貝
「ハリウッド映画のようだ」白井
「ただのエロジジイじゃないみたいね。」桃香

「早くトイレ借りたい」黒久

ガスタンクのような巨大な4つの球体がパイプで繋がれている。
中心には一本の円柱が海面に向けて伸びる。
エレベーターだろう。

ひとつの球体に近づくと側面の入り口が開いた。

ゆっくり潜水艦を入れる博士

研究所に着いた。