24 人生を覗く | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

映画館の中は変わっていない。
まぁスクリーンが少し半円形になって左右が迫っているか。

特に違和感は無いな。

ビィィイイー

ブザーが鳴る。
照明が落ちた。

映画館のマナーとコーヒーのCMの上映。
普通だよ。

{やがて嘘の果てに}

タイトルがフェードアウトすると、舞台が現れた。

なるほど。

舞台と映画の融合だ。

面白いな。
3Dの演劇だよ。
おっと、あっという間にシーンが海に変わる。
よく見ると背景は実写じゃないか

まさに主人公の物語をフカンしているみたい。

俺もおばさんも
ハマったな。

あ、海の匂いがする。
人物が等身大っていいね。このスコープで表情もバッチリ。

手前に字幕が浮いてるよ。
すごいのは字幕を移動したり拡大したり、ページを戻したり、手のひらで操作できる。

前のイスからホログラムが出ているんだな。

欠点は1つ


泣くと字幕がぼやける。


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物語はフィクションです。