21 落ち着く | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

昼飯は寿司を食べた。


長旅に疲れたおばさん。
マッサージチェアでくつろぎながら日本茶を飲む。

『ふぅ。落ち着いたわ。
やっぱり自然の重力がしっくりくるんだねぇ。
あっちは内蔵がフワフワしてね。
ほら、お茶が入っていくって感じるわ。』

『へぇ。シュークリームもあるから。』

『あぁありがとう。
変わらないねぇ、いいものは』


『ジロ。ちょっと腰が落ち着いたら散歩いくわ』
(二台目だからジロだって)

ヒィユー
『承知しました』



スペースコロニーから地球に来るには、半日間カプセルに入り健康診断を受ける。
宇宙の病原菌の潜伏確認と地球への持ち込みを予防するためだ。
この時に体内圧調整と地球の重力に耐えられるように筋力アップをする。

年寄りには過酷である。

しかし、筋力が上がっているため、散歩したくなるのもわかる。

疲れたらジロにタクシーを呼ばせればよい。



**************************


物語はフィクションです。