85《何で?》 完 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

ミニ四駆は、
落として壊れたから部品を取り寄せてる
ということにした。

『あ。BKA86Zトレーディングカード入ったね。
1つ買うよ。』

『はい毎度。』

『しかしさぁ。
深夜バイトも辞めて、喰っていけんの?
ここも儲かっているように思えないし。』

『まだ疑ってんだろ?
最近カミサンが仕事を見つけてね。
赤ん坊の面倒も見てくれるらしいんだよ。』

『へぇ。工場とか?』
トレーディングカードの袋を開ける常連

『それが、教えてくんないんだよね。』

『で、で、出た!』

『何が?』

『幻の裏番長、
星かなえ
のカードだ!』

『へぇ。凄いの?』

『そりゃあもう。
夏元康氏がスカウトしてデビューした、伝説のスケ番だよ。ほら』


『どれどれ………』
カードを借りる


『ゲッ!』

厚化粧の
カミサンの写真




テンイチの公一