困ったときの…
いや
この状況を神さまが覆してくれるだろうか?
今、頼れるのは
警察!
110番だ。
ケイタイ!
ケイタイ‥ケイタイ?
まさかの…不携帯
家を飛び出したからだ。
隣では、ピアス男が折りたたみナイフを出した。
刃を舐めて見せつけてくる。
挑発に焦る俺。
さっきから何でワイパーが動いてんだろ?
パニクりすぎてワケわかんない。
とにかく逃げる。
ウウウォォォ
パトカーのサイレンだ。
コンビニの通報だろう。
ウォーン
ファーン
対向車線をパトカーが2台向かってくる。
パッシングしてみたが、もちろん俺の訴えなんて伝わらない。
パトカーは行ってしまった。
ピアス男は振り返って手を振って笑ってる。
この中古のクラウンバンでどこまで逃げきれるか?
スピードじゃ勝ち目は無い