前回までに、ブロウマンが唱える移行の練習法のひとつ「エクササイズ1」を紹介しました。
これの目的は、尋常速歩から、バランス良く歩度を伸ばすことだったり、もっと上のレベルの馬であれば、収縮速歩から中間速歩へ、ということでしたが、そのために、下方移行をする、ということでした。
今回は、「エクササイズ2」 キャバレッティの活用と「発達の段階」についてです。![]()
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THE WHY, WHEN, HOW OF TRANSITIONS
移行のなぜ、いつ、どのように
A USDF Certified instructor at the FEI level talks about his favorite training tool.
FEIレベルの米国馬場馬術連盟公認の指導者が、彼のお気に入りの調教ツールについて語ります。
By Volker Brommann with Beth Baumert
ヴォルカー・ブロウマン&ベス・バーマート著
Dressage Today
Pp. 32 – 41, September 2016.
【訳】(続)
Exercise 2: Cavalletti エクササイズ2:キャバレッティ(横木通過)
キャバレッティは、ライダーが正しい感覚を得るのに役立つことがあります。横木を3本地面に置き、20㍍の輪乗りで常歩の距離(約80㌢)だけ各横木を離します。
1.輪乗りで尋常速歩をします。
2.キャバレッティに近づいたら、半停止をして、歩度を縮めて、それから・・・・
3.・・・横木の2,3歩前で、常歩に落とし、横木を常歩で通過します。
4.横木の後で、尋常速歩に戻します。
上手く行ったら、同じエクササイズを、20㍍の輪乗りでの尋常駈歩や、速歩でのキャバレッティ(130㌢間隔)をしましょう。馬が、駈歩発進の際に前のめりにならないよう、駈歩の前では速歩の歩度を詰めなくてはなりません。
Stages of Development 発達の段階
馬に移行を教えるのには、段階があります。最初の段階では、移行は気持ちよくスムーズに感じられるものでなくてはいけません。これが最優先ですから、特定の位置で、ということは求めません。ですから、トレーニング・レベルでの移行は、通常、2つの標識の間で実施することが求められています。例えば、トレーニング・レベルのテスト2では、「CとHの間は、左手前の尋常駈歩」と書いてあります。」重要なのは、位置の正確さよりも移行の円滑さにあるのです。
また、トレーニング・レベルでは、経路表に明確にかかれてはいませんが、中央線での停止には、常歩が入ります。それは、トレーニング・レベルの馬に、速歩からスムーズに停止へ移行することを求めるのは、妥当ではないからです。その代わりに、馬は中央線の数歩手前で速歩を詰めて、Xの数歩手前で常歩に移行して、Xで停止して、それから数歩常歩をしてから速歩をすることが、良しとされているのです。これらの移行は、馬のエネルギーの流れを止めることなく実施されるように、考えられているのです。
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前回のタイトル「上方移行を良くするために下方移行を実施する」という言葉は、私には、とても印象的に残りました。
下方移行を実施するのが目的ではなく、それは、他の移行や運動を良くするための手段でしかない・・・・
最近、下方移行をするのが目的になっていた感があり、反省すると同時に、やっぱり
「もっと上手になりたい!!」
という気持ちが、少し芽生えてきました。
この3年間、忘れていた思いです。
それは、先日とマイキーさんや師匠との馬術談義の中で、今後ゴッチに何を求めたら良いのか、何を試してみれば良いのか・・・、のヒントがいくつか得られ、今度試すことのイメージたからかもしれません。![]()
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今日は天気もいいし、仕事が終わったら、ゴッチに乗って、その”ひらめき”を試してみたいと思います!![]()