イベンティングのダブル・オリンピック・チャンピオンであるイングリッド・クリムケのアドバイスも、今回が最後となりました。
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The Klimke Approach to Dressage 馬場へのクリムケのアプローチ
By Silk Rottermann シルク・ロッターマン著
Trot and Canter
速歩でも、馬の完歩を大きくする運動をすることができます。棒と棒の間は130~150㎝です。一列に並んだキャバレッティに垂直に、軽速歩で入ります。コンタクトは柔らかく保ちます。最初の棒の数歩手前で、インパルジョンが十分にあるようテンポを上げます。馬のリズムを一定に保つよう気を付けましょう。そうでないと、駈歩がでてしまうことがあります。この運動は、1セッションの間に頻繁にしないよう気を付けましょう。
まず、駈歩でキャバレッティをすることは、馬場馬にとってそんなに効果的に見えないかもしれません。それでも、馬の後肢をいい具合に訓練することになります。それは、収縮常歩に効果が表れます。この運動をすることで、内方後肢が活発になり、踏込が良くなります。この場合、キャバレッティの高さは50㎝です。そうでないと、馬は単に速くなるだけです。
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イングリッド・クリムケは、「キャバレッティ」と「棒(ポール)」を使いわけていて、それに特別の説明もないことから、その定義は、一般に理解されているものだと推測します。
そこを調べてわかったら、イエ、確認できたら、報告します!