馬場の運動に有効なキャバレッティ。クリムケ家では、その有効性が認識され、イングリッドもそれを実践し活用しているそうですが、どうすれば良いか、彼女の経験から私たちにシェアしてくれています。


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The Klimke Approach to Dressage  馬場へのクリムケのアプローチ

By Silk Rottermann         シルク・ロッターマン著

http://dressagetoday.com/article/klimke-approach-dressage-27000?utm_source=DressageTodayNL&utm_medium=email&utm_campaign=Newsletter

【訳】





During the warm-up phase and in walk 準備運動と常歩の段階

準備運動の段階は最も重要です。なぜならば、それがうまく行かなかったら、その後に続く運動段階もうまく行かないからです。馬が落ち着く助けになるよう、私はいつも最初に手綱を完璧に緩めた状態で常歩をします。これができない場合には、できるだけ長く手綱をもってみましょう。あなたの馬がそれでも緊張しているようなら、手綱を緩めることは忘れて、この準備運動段階を長くしましょう。



長手綱で、直線上に置かれたキャバレッティをソフトなコンタクトで常歩で通りましょう。注意して、最初のキャバレッティにまっすぐ入り、その延長線上を進みます。そうしないと、距離が変わってしまいますし、馬はリズムを失ってしまいます。棒を通過する時に、上半身で軽く馬の動きに付いて行きましょう。準備運動の段階でキャバレッティを活用するのは、馬の後肢を活発にするためには理想的ですし、背中が丸くなるのを助けます。



馬場馬術では、伸長常歩は、リラックスすることと、完歩を伸ばすことと、トップラインをストレッチすることを求めるので、体力的にきつい運動です。キャバレッティ運動をして、運動段階で、ポールの距離を80㎝から1mに広げることで、これらの条件すべてを理想的にトレーニングすることができます。馬が最初のポールに近づいたらすぐに、あなたの拳からハミを受けるようにしてやりましょう。そうすると、本当にストレッチをすることができます。これは効果的な練習ですが、体力的に馬にとってきついので、やり過ぎないように気を付けましょう。ですから、定期的に実施するが、一回ごとに長時間練習することは避けましょう。


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まずは、準備運動と常歩の段階に何に気を付けて、何をすればよいか・・・理解できました。

馬の集中力のあるときに、試してみたいと思います。ニコニコ