欅坂46 小説 - 街角でキスをしよう - -3ページ目

欅坂46 小説 - 街角でキスをしよう -

短編、長編、どちらも書きます!

理佐は私のぼっちを救ってくれた。



中学の時から友達を作るのは苦手で、嫌われる以前に話したこともない不思議な子、という印象を持たれていた。

理佐はそんな私にガツガツ絡みに来た。

「 あのさぁ〜、教科書忘れたから見してくんね?」

「 え、あ、はぁ。」

「 あんた口ついてんならしゃべんなよ、暗くてつまんない子って言われんの嫌じゃねーの?」

「 別に、それでも… 」

「 まぁ、私はそれでも話しかけるけどね。とりあえず教科書どーもっ。」

理佐は優しくて、背中が大きくて、かっこよかった。


高校を卒業してからも私達は連絡を取り続けた。ずーみんも莉奈ちゃんと連絡を取っているらしい。

二人でいつもどうしようとか、何しようとか、しょうもないことばかり言っている。

理佐も莉奈ちゃんもお互いあんまり知らないからこそ、名前と顔だけ知ってるからこそ、仲良くなれたんだと思う。


ずーみんと私ってどうやって出会ったんだっけ?