早いもので今年も残り1日となった。
年明け早々代表チームのスタッフとデュッセルドルフにWork shopといってサッカーの分析ソフトの使い方を学びに行く勉強会に行ったのがついこの前のようだ。
今思い出すとワールドカップを目前に控えて関係者の緊張感は凄かった。
サッカーファンだけでなく多くの日本人の期待に何とかして添えるようにと必死だったのだと思う。そういう緊張感溢れる場所のど真ん中に少しだけでも関われたのはかけがえのない経験だった。そういえば最近新聞で代表チームの待遇改善についてサッカー協会と選手会の議論について目にする機会が多い。代表選手の待遇改善は大事な話だと思うが、それは状況異なる他国との比較で求める事ではない気がする。その件で不満があればまずは代表選ばれた選手が自分の言葉で協会の関係者に訴えればいいような気がする。選手会の方は象徴的な意味合いでこういう問題を表に出しているのかもしれないが、優先順位としては代表選手に選ばれないような選手の為に各クラブでの処遇の改善を訴えたり、引退後の退職手当や選手年金の整備、あるいはA、B、C契約の見直しの方がはるかに優先順位が高い気がする。今クラブに営業や年末の挨拶回りをすると誰もが経済状況の厳しさを口にする。クラブはそれぞれ努力していると思うが、適正なクラブ数、今更ながらシーズンの問題等環境整備や見直しも必要な時期だと思う。
サッカー界は、ワールドカップで大いに盛り上がった2010年だったが実は様々な問題が顕在化した年でもあったと思う。2011年はそういう問題に真正面から取り組んで改善、あるいは改革していく年であるべきだと思う。自分を振り返ると今年は、前述の通り色々な経験をさせてもらえた年だったが、来年はその経験から感じた事、学んだ事を何らかの形で外に発信する年にしていきたいと思う。皆さんにとって2010年はどんな年でしたか?本当にお疲れ様でした。
そして2011年が良い年になるように心から祈っています。
今年も1年ありがとうございました!