リアルに設定が近いのですが、あくまで妄想の世界なので、ご了承ください。
こちらは、妄想のお部屋です。
BL要素が含まれる場合がありますので、ご注意ください。
俺は、行きつけのレストランの個室にいた。
元々ここで、家事代行サービスの会社の人と合う約束だったが、予定より早く仕事が終わったから、約束の時間前に食事をすることにしたんだ。
さすがにアルコールは無しにして、食事を始めたら、先方も10分も早く到着して、店員に案内されてきた。
入ってきたのは、60代位の男性で、にこにこと優しそうな笑顔を浮かべている。
「こんばんは。松本様。
お食事中、失礼いたします。
私、HQ家事代行サービスの中村と申します。」
中村と名乗った男性は、名刺を差し出した。
俺はフォークを置き、立ち上がって名刺を受け取り、座るように促した。
「失礼いたします。」
俺の向かい側に座った中村さんは、深々と頭を下げてから話し始めた。
「この度は、家事代行のご依頼、ありがとうございます。
先日、お電話にてご説明いたしましたが、改めて細かい点を確認させていただきます。」
「あっ、夕食を食べ損ねて、今、食べてるけどいい?」
「もちろんです。
お忙しい中、ありがとうございます。」
「何か食べる?」
「では、コーヒーをいただきます。」
入口で待っていた店員、と言うかダチに注文をしてコーヒーを届けてもらい、ダチがいなくなってから、話を聞く事にした。
「当家事代行サービスは、プライバシーの厳守と高度な家事代行をお約束します。
社名のHQは、ハイクオリティの略です。
料金は一般の家事代行サービスよりも高めの設定ですが、ご満足いただける自信があります。
ただし、誤解の無いようにしていただきたいのは、性的なサービスは一切お断りしております。
契約書にも、明記してありますので、よろしくお願いいたします。」
性的ねぇ、勘違いする人も出そうな金額だからなぁ。
でも、マジでプライバシー厳守が一番重要なんだ。
だから、事務所に相談して紹介してもらった。
ともかく、信用出来る所じゃないと困るから、芸能界やスポーツ界、政財界の御用達の会社を紹介してもらったんだ。
だって俺、40になったとはいえ、人気アイドルだから。
「ご要望は、週2~3回、調理と掃除、洗濯ですね?
松本様ご在宅のお時間でしょうか?
ご不在のお時間でしたら、鍵をどうしますか?」
「あぁ、まずは在宅の時間で。
ちょっと不規則だし、急に変わったりしちゃうけど、大丈夫?」
「わかりました。
ご不在時のご利用の場合、当社から監視カメラ、まあ、音声無しのペットカメラですが、3台まで貸し出しいたします。
アプリで、常時、監視が可能ですし、録画もいたします。」
なるほど、それはいいな。
「優秀なスタッフが多数おりますが、ご利用の時間帯が不規則との事、また、松本様の場合、男性の方が良いかと思いますが、いかがでしょうか?
実は、優秀な男性スタッフがおりまして、予定が空いております。」
男性スタッフがいるのか。
それは、ちょうどいいな。