先週、暗峠越えを
してきました。
大阪の方なら
ご存じかもしれませんが・・・
”関西一の酷道”
とも言われる
急勾配の坂道が続く
暗越奈良街道。
かつては大阪と奈良をつなぐ
最短ルートで
宿場としても賑わっていたそうです。
近鉄枚岡駅から出発し
住宅街を抜けると。。。
いきなり坂道
そうそう
暗がり峠といえば
この丸い模様
あまりの勾配のため
滑り止めになっているんやって。
少しして振り返ると
もう大阪市内が見渡せるほど
芭蕉の句碑
菊の香にくらがり登る節句かな
1694年、病をおして伊賀を発った芭蕉は、
旧暦9月9日の重陽の節句に奈良から
大阪に向かって暗峠を越えました。
その時詠まれたのが、この句で
この暗峠越えが芭蕉の最後の旅となり、
大阪に入って間もなく10月12日に亡くなったそうです。
しばらくすると
『豊浦橋』が見えてきます
青紅葉の中に赤い色が映えます
坂道はまだまだ続きます。
これでも勾配は序の口ですが
すでにへとへと~
お玉大神と
不動明王を越えると
いよいよ
最大級勾配坂が
現われます
最大急勾配!!
なんと、
斜度は41%!!
バイクや車のスリップ跡が
くっきり付いています。
ひ~こらひ~こら
暗峠は、木が茂って昼でも暗かった
ことから名付けられたとか、
馬の鞍(くら)も
ひっくり返るくらい急な坂
「くらがえり坂」だったから
とも言われているようです。
そうそう
ここはこう見えて
『国道308号線』
郵便屋さんや地元の人は
毎日この坂を登り下りしてはるんやね。
しばらくすると
なだからな道に出ると
『弘法の水』に到着。
「水質検査の結果飲めません」
と書かれているので
手だけ洗いました。
冷たくて気持ちいい~
さて、最後の坂を乗り越えると・・・
見えてきました!
大阪と奈良の県堺。
ここから石畳になり
風情を感じます。
大阪方面から奈良県へ
奈良方面から大阪へ
昔の人たちは
舗装されてへん坂道を
草履で登ってはったんやなぁ。
ひとまず峠を越えて
お腹が空いたので
カフェ「友遊由」さんで
棚田を見ながらカレーライスを
いただきました
さて、ここからは
南生駒駅に向かって
下っていきます。
歩いていると
パカラッ!パカラッ!パカラッ!
と蹄の音がしたかと思うと
お馬ちゃんが走ってきました
どうやら近くに
乗馬ができるところがあるようです。
さてさて、下りは楽なんやろなぁと
油断していたら
下りも急勾配。。。
なんなら下りの方が
膝が痛くて辛いかも。。。
もう、膝が笑ろてるわぁ
膝が笑ろたら
往生しまっせ~
チッチキチ~
冗談言えるうちは
大丈夫か
ようやくアスファルトの道に出た~。
近鉄南生駒から
無事に帰宅することができました
しかし、20年ぶりの暗峠は
きつかった~