高血圧での検査入院から5ヶ月後。

 

今度は

右下肢蜂窩織炎(みぎかしほうかしきえん)

で想定外の入院をすることになった。

 

 

今回は「安静第一」で

松葉杖でのトイレ以外は

全てベッド上だった。

 

赤くむくんだ足には、

ゲンタシンという抗生剤に

浸された冷たいガーゼを巻き、

油紙ようなもので包まれ、

 

その上から包帯でグルグル巻きにする。

そしてこれを毎日貼り替える。

 

 

さらにアイスノンで冷やすので、

右足はもう冷え冷え状態だった。

 

足の下には、クッションを敷き、

心臓より上へあげて

血流が滞らないようにしていた。

 

それと、抗生物質の点滴投与が

朝晩取り替えられる。

あとは、痛み止めと

胃薬の服用治療が行われた。

 

 

蜂窩織炎とは、

小さな傷に細菌が入り込み

化膿性炎症を起こしたものらしく、

 

ドクターから

「水虫はないか?傷はないか?」

と聞かれる。


水虫はなかったが、

数日前(勤務中)に自転車でこけて

深い傷ができていたことを伝える。

 

 

しかしドクターは

「う~ん、その傷かなぁ?」と

あまりはっきりした返事ではなかった。

 

後日、労災申請をしたが

「原因が自転車でこけた

傷口かどうかはっきりしな いからなぁ」

と言われ申請できなかった。

 


とにかく安静にして5日目に

退院することになり、

あとは自宅療養と通院治療となった。

 

足のぐるぐる巻きと

抗生物質の服薬は続いたが、

ありがたいことに

松葉杖からは解放された。

 

 

でも、退院後も何故か、

なかなか腫れが引かずにいた。

 

ドクターには

「大体一週間くらいで治るんやけどなぁ」

と言われる。

 

退院後も

入院時ほどではなかったが、

赤みと腫れが現れては

消えるを繰り返していた。

 

 

 


しばらくして包帯も取れた頃、

ドクターから一度、

皮膚科でも診てもらうように言われ、

 今度は皮膚科を受診することになった。

 

 

皮膚科の血液検査をでも、

やはり白血球の増加と

CPR(炎症や組織障害)が高値だった。

 

 

白血球が多いのは

炎症を起こしているためだそうだ。

 

その後も足が腫れて赤くなる度、

皮膚科に通うことになった。

 

同時に内科でも高圧治療は続いていた。

しかし、足の腫れや赤みも、

高血圧の原因もわからないままだった。

 

 

ただ気になったことが二つあった。

 

整形外科のドクターに

「今までに糖尿病と言われたことがないか?」と聞かれたことと、血液検査でのCPR高値。

 

 

ネットで調べたところ・・・

 

 

蜂窩織炎は、糖尿病患者さんに多いらしく、

特に細菌感染では、血糖値の上昇がみられ、

血糖値のコントロールが通常より

困難になるので注意が必要である。

 

CPRが高値の場合は、膵臓の障害

(インスリンノーマなど

コルチゾールや成長ホルモンの過剰分泌

(クッシング症候群や

副腎皮質ホルモンの過剰な服用など)、

インスリンの作用低下などが原因と

考えられます。

 

・・・とのことだった。

 

 

この時、既に私の体の中では、

クッシング症候群が

進行していたのだろう。。。