高血圧での検査入院では、

結局「特に異常なし」「原因不明」

ということだったので

その後も降圧剤治療だけが続いていた。

 

 

でも、血圧は上がったままで、

体重も減らず、むくみも

相変わらずだった。

 

毎日ウオーキングも続け、

足のマッサージチェアまで購入し

マッサージもするが

段々ひどくなる一方だった。

 

 

そのうち足のむくみが赤紫色になり、

すね毛も抜けてテカテカになりだした。

痛みはないが重だるいし熱も持っていた。

 

 

腫れすぎて靴も履けない。。。

 


 

高血圧でかかりつけの

内科のドクターに診せたら

蜂窩織炎(ほうかしきえん)ですね」

と言われる。

 

 「ホウカシキエン?なんだそりゃ?」

と思っていると、

 

 

今度は

「え~と治療は皮膚科やったかな?

整形やったかな?」

とドクターが看護師さんに聞いている。

 

そして、なんだかよくわからないまま、

整形外科に行くように言われ受診。

 

整形外科での血液検査の結果、

白血球が増加、CPR(炎症や組織障害の高値)

 

ドクターに

「あ~蜂窩織炎やな今すぐ入院するように」

と言われる。

 

「えぇ!?入院!?今すぐですか!?」

と驚く私。。。

 

ドクターは

「放おっておくと大変なこと

(壊死で足切断)になる」

と言われる。

 

 

でも、想像もしなかった結果に

「準備もしたいので明日でもいいですか?」

と聞くと、

 

ドクターは渋々といったように

「できるだけ早めに来るように!」

それと「なるべく歩かないように

(刺激を与えない)」

とのことだった。

 

また

「これだけ腫れてたら痛いやろう?」

と言われるが


不思議と痛みはなく、

病院までも自転車で来たことを

伝えると驚かれていた

(自転車は駐輪場に置いておき、

後日息子に乗って帰ってもらった)

 

刺激を与えないために

松葉杖を使うことになり、

急遽リハビリ室で松葉杖の練習をする。

 

初めて使う松葉杖に悪戦苦闘しながら、

とりあえず職場へ向かい事情を伝え、

タクシーで帰宅。

 

家族は松葉杖で帰宅した

私の姿に驚いていた。

 

 

後日「右下肢蜂窩織炎」で

5日間の入院となった

(2011年9/13~9/17)

高血圧検査から5ヶ月後のことだった。

 

 

・・・つづく

 

【蜂窩織炎とは】

皮膚の深いところから皮下脂肪組織にかけての細菌による化膿性炎症です。 

菌は毛穴や汗の出る管、小さい傷、あるいは骨髄炎など深い部分の感染症から皮下脂肪組織に侵入して発症します。リンパのうっ滞や浮腫がもとになる場合もあります。

 

広い範囲がぼんやり赤く硬くなってはれ、熱感とさまざまな程度の痛みがあります。

顔や四肢に最もよくできます。熱が出て、寒気・頭痛・関節痛を伴うこともあります。

時間がたつと少しぶよぶよして膿みが見えることもあり、また、そこの皮膚が破れてうみや傷んだ皮膚組織が流れ出て、深い潰瘍ができることもあります。 

 

血液検査では、白血球が増え、CRP(炎症検査の項目)の上昇がみられます。

高熱、激しい筋肉痛や関節痛、血圧低下などがみられる場合は、壊死性筋膜炎の発症を考え設備の整った病院に入院して治療します。