西尾幹二著「天皇と原爆」を再読しました。前に読んでいたことを完全に忘れていましたので、再読にもかかわらず新鮮でした。

前半において著者は、私たちが読まされている歴史がどれもこれもインチキであることについて指摘しています。つまり、GHQのプレスコードを未だに守っていて、日本が悪い、アメリカは正しい、連合国は正しい、シナ朝鮮の悪口は言うな、という歴史が書かれ、それを私たちが読まされているということです。

本多勝一や森村誠一ほどひどくはないとしても、司馬遼太郎もエセ保守です。つまり、「閉ざされた言語空間」です。

著者は、半藤一利、保阪正康、秦郁彦、北岡伸一、加藤陽子、五十旗頭真などの名をあげています。こいつらは、マスコミでは保守系あつかいされていますが、違います。完全に極東裁判史観の脳みそをしている反日極左です。保守の雰囲気を醸し出している分だけ悪賢いといえるでしょう。

著者は、半藤一利の「昭和史」を取り上げ、その欺瞞を暴いています。

日本を悪く書くために、そして、極東裁判を正当化するために半藤は昭和三年から二十年までのきわめて短期間に限定して、しかも日本国内の事情だけを書き、欧米列強の動向を無視して、インチキな歴史を構成しているクソ作家です。

なぜ、昭和三年から二十年かというと、極東裁判が不戦条約違反で東条英機らを裁いたからです。不戦条約の成立が昭和三年だったわけです。だからこそ、その時点からの歴史を論じるわけです。

もっと昔から歴史は続いていたのに、なんとインチキな歴史でしょう。

それにしてもアメリカの自分勝手な屁理屈には驚くしかありません。不戦条約違反でナチスや東条を裁いたのなら、同じ理屈でバイデン、クリントン、オバマ、ヒラリー、ブッシュ、レーガン、ルーズベルト、トルーマン等を死刑にできるはずです。

しかし、そうはしません。すべて屁理屈だからです。

アメリカは本当にインチキな国家です。そもそもが奴隷商人国家です。戦争国家であり、虐殺国家です。

まずは、日本人がアメリカの真相に気づかねばなりません。