公認会計士のさとうさおり氏が政治団体に対する監査体制の実情を報告しており、国政政党に対する監査が事実上のザルであることを告発しています。

 


監査体制は法律によって定められているので複雑です。詳細は動画を見ていただくと良いと思います。



結論だけ言ってしまえば、国政政党に対する監査は一応なされています。しかし、終始資金報告書についてはアマアマの内部監査があるだけ。政党交付金の使途だけについて内部監査と外部監査があります。つまり、終始資金報告書には抜け穴があるわけです。

 

政党支部の監査も一応はあります。しかし、やはり穴があります。政党交付金の使途については外部監査がありません。

さらに、政治資金団体に対する監査は皆無です。内部監査もないし、外部監査もないのです。つまり、ここが裏金の温床です。

 

また、派閥や政策研究会や都道府県連などに対する監査も皆無です。こうした関連団体をうまくつかえば、監査の目を容易にすり抜けられるわけです。

監査がないわけですから、やりたい放題にできるわけです。与野党に関係なく、裏金をつくりたい放題につくれます。それが現状の監査体制です。これは明らかに法律の不備であり、立法府の怠慢です。

 

国会の審議は、こうした決定的な事項については絶対に触れません。野党もいろいろやっているからです。