新座市議選挙と那珂市議選挙で参政党の候補が当選しました。この両選挙とも、候補者数が多く、大幅に定員を上回っていました。苦戦が予想されていましたが、勝利です。

 

那珂市の原田候補は上位で当選。新座市の川村候補は二十位ながら当選でした。

 

 

私が参政党の動向に注目する理由は、ひょっとしたら日本憲政史上初の政党ができるかもしれないと期待するからです。

 

かつて『県政の神様』尾崎行雄は、日本の政党は徒党に過ぎないと批判し、政党から離れました。つまり、伊藤博文が政友会をつくると徒党になってしまう。伊藤が親分で、あとは子分。親分が金を配る。大隈重信が憲政会をつくると、やはり徒党になってしまう。大隈親分が子分に金を配る。これでは金権政治になるに決まっていました。

 

だから、尾崎行雄の後半生は、国民に対する政治教育に費やされました。当時の日本国民の心情は、わかりやすくいえば江戸時代的でした。だから、どうしても親分子分の関係になってしまう。政策や理念で集まることが下手でした。

 

あれから百年ほどが経過しています。

 

参政党は、演説を聴く限り、徒党ではありません。神谷代表は金を配ってはいないようです。

 

一方、すべての既存政党は徒党です。自民はもちろん徒党です。派閥があって、派閥の親分が金を配ります。公明党はカルトです。カルトこそ徒党です。やくざと同じです。野党も似たようなものです。これが日本の政党の実態です。

 

ひょっとしたら徒党ではない政党ができるかもしれません。その意味で参政党に注目しています。