「改革、改革」の改革原理主義者は、既得権益を悪と決めつけていますが、そうでしょうか。

たしかに電波利権に巣食っている既存メディアはあくどいです。中国共産党に浸透されて反日報道に終始しているので、ぶっ壊すべき既得権益です。NHKをぶっ壊すべきです。

また、国鉄は労組が共産主義者の巣窟だったので分割民営化してよかった面がありました。

しかし、郵政はそんなに悪かったでしょうか?郵政は分割民営化などしない方が良かったように思います。実際にサービスレベルは低下しているのですから。多大なエネルギーを使って分割民営化しても、少しもよくなっていません。

そして、既得権益よりも、さらに新規権益の方があくどいような事例もあります。

人材派遣業法を改悪して、外国人労働者を低賃金奴隷にし、それで大儲けしているのがパソナの会長竹中平蔵です。日本のよき労働慣行だった終身雇用を破壊して、臨時雇用を増やし、労働者の賃金を搾取して私腹を肥やしています。おかげで日本人は貧乏になりました。

竹中平蔵のような新規権益の方が既得権益よりもよほどあくどいのです。なにしろ新規権益の背後には、アメリカの資本家や中共の政治家がいるからです。

竹中平蔵は、まだまだ満足しておらず、大阪を食い物にすべく、大阪都構想を推進しています。アイツこそ悪党です。新規権益の方が悪い場合があると、よく知っておく必要があるでしょう。

なんでもかんでも「改革」すれば良いというものではありません。保守する方が良いものがたくさんあります。

しかし、ウポポイ総理の菅義偉は、成長戦略会議の民間委員に、よりによって竹中平蔵とデービッド・アトキンソンを選出しました。



この先が思いやられます。日本の資産は外資の食い物にされるでしょう。日本は後進国化していくのです。

ここで、明治の歴史を思い出して欲しいと思います。幕末、列強によって侵略される一歩手前から立ち上がり、一時的にお雇い外国人を雇うなどしましたが、その後、外人を追い出し、すべてを自国でまかなったのです。明治は外国依存から国産化への時代でした。

たとえば、明治の中期まで大学の教授や外航汽船の船長は外国人でした。それを日本人に代えていったのが明治の歴史です。

明治の初期は、軍艦も鉄道も工場もなにもかも外国製でしたが、それを徐々に国産化していったのです。日露戦争時の戦艦はすべて外国製でしたが、大東亜戦争時の戦艦はほとんどが国産でした。

ところが今の日本ではすべてが逆回転しています。せっかく日本人が苦労して築き上げてきた日本の産業を衰退させて、外資に委ね、海外依存度を高めて、外国の侵略を推進しているのです。自民党は気が狂っているとしか思えません。

観光立国とほざいていますが、日本が外国化していけば日本独自の魅力が失われ、観光地としてダメになるでしょう。大阪は、やがてシナや朝鮮の都市と同じになってしまい、魅力を失うでしょう。

日本の政治は気が狂っています。