わたくしごとですが。

わたしは不眠症でした。サラリーマン時代に眠れなくなり、どんどん疲労が蓄積していって、ついに会社を辞めました。ヘトヘトになってしまったからです。

会社を辞めてしまうと、昼も夜も関係なくなって眠ることはできましたが、睡眠時間帯がメチャクチャになりました。

昼寝たり、朝寝たり、夜寝たり。

おなじ睡眠でも、夜眠るとやはり気持ちが良いものです。昼間に寝ても、なにか違和感があります。

どうやってもなおらないのが不眠症でした。眠ろうとしても眠れない。寝てはいけないと思うと寝てしまう。

毒親カウンセラーの高橋リエ氏のメールマガジンに「居眠り」のことが書いてありました。料金を支払って毒親問題のセミナーに参加した受講生のなかに居眠りする人がいるというのです。そのことを高橋氏は「チャイルドの抵抗」と解釈しています。

心の中のチャイルドが、聞きたくない話を聞かないために眠らせようとする。毒親問題を解決したいと思ってセミナーを申し込むときは心の中のアダルトが動いているのですが、セミナーで重要な部分にさしかかるとチャイルドの抵抗が起こって居眠りしてしまう。

チャイルドの抵抗は強烈で、ネット回線が遮断されることもあるそうです。

この話を読んで、不眠症の原因も「チャイルドの抵抗」かな?、とふとわたしは思いました。チャイルドが何かに抵抗している。会社に行くことに抵抗しているのか、親の命令に抵抗しているのか、なんなのかわかりませんが、どうもそんな気がしました。

その後、わたしの不眠症はほぼ直りました。十数年もかかりましたが直りました。

直ったきっかけは肉体的なものです。試しにと思ってストレッチポールを使うようになったところ、これが背中の筋肉をほぐすのに効果的でした。実感できるほどに背中の筋肉に心地よい刺激があり、数週間で背筋のこわばりがとれました。

すると、よく眠れるようになりました。

背中のコリと不眠症は関連しているのではないか。わたし自身はそんな感じを持っています。