ハーバート・フーバー著「裏切られた自由(下)」を読んでいます。

フーバーは、白人種と黄色人種との戦争が始まってしまったことを嘆いています。

白人種と黄色人種のとんでもない規模の戦いがついに現実になってしまった。わが国政府指導者の失策の結果、一億三千万の我が国民は、この十倍のアジア人種と、実質一国だけで戦うことになった。過去二百年にわたってヨーロッパ諸国は、暴力と傲慢と略奪の結果生まれた憎しみの代償を払うことになった。我が国の外交方針が生んだ白人文明とアジア文明の戦いとなった。


要するにルーズベルト大統領の政策を批判しています。


わが国は和平を求める外交を過去百五十年間つづけてきた。それが一九三六年に突然変質した。他国を挑発したり、恐喝したり、ありはハッタリをかける手法を用いるようになってしまった。それには主として経済制裁という手段が使われた。アジアの支配、覇権を求めてのものであった。

フーバーはアメリカ人だけにアメリカびいきです。実はアメリカはハワイを侵略しフィリピンを侵略していたのですが、・・・。それはともかく、ルーズベルト批判は続きます。


アジアの国々をコントロールしようなどとはわが国は思っていなかった。そんなことを考えた政治家はいなかった。ところがそこにルーズベルト氏が現れた。


これも綺麗事です。が、まあ不問に付しましょう。ともかく、要約すると、ルーズベルト大統領は、蒋介石政府は民主主義的であるというデマを流し、実質は単なる軍閥に過ぎなかったし、選挙など一度も行っていない蒋介石を援助しました。蒋介石政府が日本と戦っていたからです。日本を叩けばアジアが平和になる、というのがルーズベルトの不思議理論でした。アメリカ国民はだまされました。

 

そして、フーバーは真珠湾にも触れています。


ついに日本が牙をむいて真珠湾をズタズタにしたときに驚いて見せたが、その驚きはバカげた茶番劇であった。原因は、日本に対するハッタリであり、日本人の性格の無理解であった。