菊地正浩著「戦争と外邦図」を読みました。この中にラムット川虐殺事件のことが書かれています。

 

山下奉文将軍によるフィリピン決戦は上級司令部の介入によって失敗し、その後、在比日本軍は無力化していました。そんな頃に発生した事件です。

 

すでに主戦場は沖縄に移っていた昭和20年6月9日から翌日にかけて、フィリピンのルソン島、カガヤン川の支流ラムット川において在比邦人およそ2000人が米軍によって虐殺されました。

 

その中には敗残の兵士も混ざっていましたが、大部分は民間人であり、しかも婦女子が大部分でした。それを米軍は爆撃と機銃掃射で虐殺したのです。

 

大航海時代以来、白人キリスト教国家による有色人種への虐殺は絶えることがありませんが、この事件もその一環です。

 

アメリカ軍はラムット川虐殺事件のことを秘密にし続けています。その一方、ありもしなかった「バターン半島死の行進」などという虚偽を流布させ続けています。

 

しかし、フィリピンのラムットには確かな証言と碑が残されています。

 

フィリピンは、300年という長いあいだスペインの植民地でした。米西戦争を機に独立を果たそうとしましたが、アメリカ軍に騙されて今度はアメリカの植民地になりました。公用語はスペイン語から英語に代えられました。

 

大東亜戦争が始まると日本軍が在比米軍を追い払います。日本はフィリピンを独立させました。

 

日本によって独立を果たしたフィリピンを、アメリカは憎んだに違いありません。

 

米軍の攻撃は日本軍のみならずフィリピン民間人の頭上にも及びました。日米戦争中のフィリピン人の被害は甚大ですが、その大部分が米軍によるものです。

 

中国人民解放軍の台頭が著しい昨今、アメリカ軍に依存する言論が広まっていますが、アメリカこそ日本の敵であることを忘れてはなりません。

 

日米同盟は確かにありますが、これは国益のための政策に過ぎません。同盟は敵国と結んでこそ意味があります。だから、敵国アメリカと同盟しているのは方便です。アメリカこそ日本に惨禍をもたらした最悪の敵です。