豊洲移転問題について小池百合子都知事の苦しい答弁が続きました。
移転に至る経緯の調査と移転の可否とのあいだに関連はない。だから、移転した後で、じっくり経緯を調べても良いはずだ。
自民党の三宅正彦議員が質問しました。これに対して小池都知事は「総合的に判断する」としか言いませんでした。答えられないに違いありません。
自民党の﨑山知尚議員は築地問題に集中して質問しました。これにより次の事実が明らかとなりました。
○築地市場の都有施設六棟は耐震基準を満たしておらず、補強もできていない。
○築地市場では年間400件もの交通事故が起きている。
○カラス、ネズミ、ネコがたくさん居る。
開放型の築地と閉鎖型の豊洲とどちらが衛生的か、との質問を﨑山議員が発しました。
小池知事は「どちらとも言えない」と答えましたが、部下の市場長は「閉鎖型が安全」と答えました。矛盾です。小池知事は衛生問題を「築地の伝統」にすり替えました。苦しい答弁です。
豊洲移転延期を決定した小池知事は、その理由として①安全性への懸念、②巨額かつ不透明な費用、③情報公開の不足、をあげていました。
いま考えると、延期決定の理由としては筋違いなものばかりです。そもそも豊洲は安全です。②と③は移転した後でやれば良いことです。その点を﨑山議員によって指摘されました。
対する小池都知事は築地を安全が豊洲は安全とは言えないと主張しました。
「築地はコンクリートで覆われているから安全」としながら、豊洲はコンクリートの施行方法が違うから安全とは言えないと言ったのです。ところが、部下の環境局長が「豊洲においても築地においても土対法上の必要な措置はとられている」と言いました。矛盾です。
国会ではすでに維新の会の足立康史議員が豊洲の法令上の安全を証明しましたが、崎山議員の質疑によって都議会側からも豊洲の安全性は国の法令上保たれているとの答弁が導き出されました。
それでも小池知事は、国の法令以上の都独自の基準を設けているとして、あくまでも安全だとは認めませんでした。結局、あまりに高度すぎる豊洲基準を決めた専門家会議にこそ問題があったといえるでしょう。これにのった小池知事の失敗です。百条委員会に専門家会議の委員を呼び、地下の湧き水に飲み水の環境基準を適応した不合理を問うべきでしょう。
それにしても小池都知事の堂々たる嘘つきぶりは、蓮舫や山尾志保里に匹敵します。答弁内容には何の中身もありませんが、態度が堂々としているのです。印象で勝負しているのです。稲田朋美防衛大臣も見習ったら良いでしょう。