日本人が持つべき基本的な思想は健全なナショナリズムだと思います。しかし、このナショナリズムをしつこく攻撃する思想戦が戦前から続いています。

ひとつはコミュニズム(共産主義)です。戦前の日本は貧困を克服できていませんでしたから、共産主義が蔓延しました。また、指導者層の教養としても共産主義が広まりました。スターリンのプロパガンダが成功したため、ソ連の実態を知らぬままに共産主義を礼賛する日本人が増えてしまいました。

戦後、反米感情とともに左翼運動が盛んになりましたが、共産主義国家の実態が明らかになると急速に冷めました。それはそうでしょう。ソ連も中華人民共和国もカンボジアも独裁者による搾取と虐殺と粛正の国家だったのですから。

コミュニズムが弱体化してきたと思ったところに台頭してきたのがグローバリズムです。グローバリズムというのは、要するに多国籍企業に都合のよい世界をつくろうという思想です。発祥地はおそらくアメリカなのでしょう。戦争でアメリカに敗北した日本では、いわゆるアメポチ文化人が台頭し、この人々がグローバリズムを広めてきました。

安全保障をアメリカに依存している日本政府は、どうしてもある程度はグローバリズムを受け容れざるを得ないようです。そもそもアメリカ国民の大多数がグローバリズムに洗脳されているのですから。日本は、表面上は受け容れたとしても、腹の底では拒絶する必要があると思います。

特に移民難民問題には根本的な思想が反映しやすいでしょう。日本の政治家のなかで誰がどんなことを言うか、きちんと見ておくべきだと思います。