中村元著「ブッダ 神々との対話」を読みました。

仏教創始期のブッダの言葉をわかりやすい日本語で読むことができます。その内容は、修行者の言葉です。聖書のように命令的でもなく、脅迫的でもない。むしろ、あまりに諦観に満ちていて、その点に追いつけない感じがしました。

『だれでも身体によって、言葉によって、心によって悪行をなすならば、その人々にとっては自己は愛しいものではない。それゆえに彼らにとって自己は愛しからざるものなのである。
ところが、だれでも身体によって善行をなし、言葉によって善行をなし、心によって善行をなすならば、その人々にとっては自己は愛しきものなのである』

言葉はとてもわかりやすく、それでいて深遠です。

お坊さんが読んでくれる御経ではまったく意味がわかりませんが、御経の意味を知りたい方にはよい本だと思いました。

追記2015/04/26
その後、ユーチューブに中村元の講演「ブッダの言葉」を見つけました。聞いてみましたがとてもいいものでした。