参議院総務委員会を見て、私は暗澹たる気分になりました。そこには建設的な政策論争がまるでなく、執拗なまでにNHK籾井会長のハイヤー問題をとりあげて、嫌みったらしく嫌味を言いまくる国会議員の姿がありました。

冷静な分析や政策論や提案はなく、言論イジメ、あるいは言論リンチのようなものです。得々とした時世笑顔でNHKの会長や経営委員長や監査委員を責める国会議員の姿は、日本の民主主義が瀕死の状態にあることを象徴しているように感じました。愛国心もなく、憂国心もなく、ただ世論迎合だけしかない議員の顔の醜いこと。ひたすら雰囲気に流されて自省できない人間の顔でした。時流に迎合するだけの国会議員。テレビのワイドショーのコメンテーターと何もかわりません。

「政府の意向に沿う」と記者会見で発言した籾井会長がさんざんに責められていますが、なにが悪いのでしょう。籾井会長は正しい。もしNHKが中国共産党の意向に沿ったり、韓国政府の意向に沿ったり、朝日新聞の意向に沿ったりして番組づくりをするなら、それはもはや日本の公共放送ではありません。

そもそも、こんなバカみたいな質問しかできない国会議員がいること自体に疑問を呈さざるを得ません。日本の民主主義体制には明らかに欠陥があります。

籾井会長のハイヤー代金はせいぜい五万円程度ですが、国会の委員会で無意味に時間を浪費する国会議員こそ税金浪費の寄生虫だと思いました。

この日(2015/04/07)、総務委員会で質疑に立った以下の議員は次のとおり。このうち、まともだったのは自民党の柘植議員だけでした。

柘植芳文(自由民主党)
石上俊雄(民主党・新緑風会)
野田国義(民主党・新緑風会)
横山信一(公明党)
吉良よし子(日本共産党)
渡辺美知太郎(無所属クラブ)
又市征治(社会民主党・護憲連合)
主濱了(生活の党と山本太郎となかまたち)
林久美子(民主党・新緑風会)
藤末健三(民主党・新緑風会)
寺田典城(維新の党)