西尾幹二著「GHQ焚書図書開封10 地球侵略の主役イギリス」を読みました。

かつてインドが大英帝国の植民地だったことは誰もが知っているでしょう。しかし、その植民地支配の実態については私は知りませんでした。この本には、その一端が描かれています。

インドのマハラジャ同士を相争わせ、その間隙を利して支配権を獲得した大英帝国はインドの富を搾取しつくします。インドは豊かな国家でした。手工業が発達していて、農業も盛んでした。識字率も高く、学校もたくさんありました。

その富を大英帝国が収奪してしまいます。悪法を成立させたイギリス人は、証拠もなくインド人を逮捕でき、挨拶の仕方が悪いといって鞭打ちの刑にし、集会をしただけで銃殺しました。手工業を潰滅させるため、職工の指を五本とも切断しました。

大英帝国は世界各地で戦争を戦っていましたが、その戦費を捻出させられたのはインドです。そればかりではなくインド人は兵士として最前線に投入されました。

学校はなくなり、インド人の文盲率は40%から90%へと跳ね上がりました。イギリスは教育でインド人の子弟を洗脳し、ヒンズー教徒とイスラム教徒の対立をあおりました。

植民地インドの悲惨な状況を戦前の日本人はよく知っていました。だからこそ戦ったのでしょう。インドのようにされてはたまらないからです。GHQの焚書によって戦後の日本人はむしろ白痴化してしまっています。インドの悲惨な実態を知れば、日本が大東亜戦争を戦った理由は自ずから理解できます。

ちなみに日本が統治した台湾、朝鮮、満洲は、インドとは正反対でした。台湾、朝鮮、満洲では人口が増え、学校が増え、社会基盤が整備され、産業が振興されました。

程度の差こそあれ、戦後日本は植民地インドに近い状況に置かれているのです。たとえ屈辱に満ちていても、この事実を自覚せねばなりません。自覚さえできれば、戦後の終わりが始まるでしょう。