引き続き「岡田英弘著作集Ⅴ現代中国の見方」を読んでいます。
岡田英弘氏の観察によると中国人の行動原理は次のようなものであるようです。
人間不信
自分以外を決して信用せず、妻でさえ信用しない。信用したらつけ込まれ、利用され、踏みにじられる。初対面で誠意を示す者を中国人は軽蔑する。だからこそ、中国に進出した日本企業の経営者は泣かされました。
一寸先は闇
中国人は将来のことを考えない。長期的視点がない。関心を持つのは目先の利益のみ。将来のことを考えないから、借金しても平気である。
夜郎自大
中国人は世界一頭が良いと信じ込んでいる。これが裏返って「日本人は愚かな豚」という認識になる。
本音を言わない
中国では本音を言うとひどい目に会う。なにしろ人治政治の中国では正義がコロコロ変わる。だから目の前にいない第三者の悪口が挨拶になり、話題になる。そこで便利に使われているのが、日本人への悪口である。反日の本質は、意外とこんなところにあるらしい。
桑を指して槐を罵る
中国には外交がない。あるのは内政の延長だけ。中国の政治家が日本を非難したり、尖閣に漁船や公船を近づけさせたりするが、これは外交ではなく、内政らしい。つまり、時の主席が日本に近づこうとするとき、中国内の反対勢力が反日的言動をしてみせ、主席を牽制するのである。中国は決して一枚岩ではない。共産党、人民解放軍、地方閥など。これらが複雑にからみあっている。だから、反日の言動は、日本に対する非難ではなく、実は主席への批判なのである。
われわれ日本人にとっては実に迷惑な隣国である。しかし、わかってしまえば対策も打てる。凡百の親中歴史学者より、ひとりの岡田英弘氏の方がどれだけ価値があるか知れない。