「いま親が死んでも困らない相続の話」天野隆著を読みました。

相続の場では、何十年間に積もり積もった家族の感情が吹き出すのだそうです。金銭の問題もありますが、相続が揉める原因を突き詰めると感情なのだそうです。

何だかわかるような気がします。常日頃からいたわり合い、意思疎通している家族間では、不均等な相続でもすんなり決まる。しかし、仲の悪い家族同士では感情がからんで均等配分でさえ不満の種になる。遺族は、親の愛を遺産に仮託して、それを奪い合う。

「相続争いを根深いものにしてしまう一番の要因は、勘定ではなく勘定なのです」

実用書なのですが、なんだか深いものを感じた一冊です。

<追記>
やしきたかじん氏の遺産を巡って妻と長女の間で悶着が起きているようですが、あれも感情の問題なのではないでしょうか。