ずいぶん前の一回しか行ったことのないマイナーな病院のやつだ

あの日、人生で初めてインフルエンザにかかった

具合が悪い自分の所に父親がやって来て、病院に連れて行ってくれたんだよな

夜だったなぁ

それからしばらくの間、仕事帰りによく差し入れを持って来てくれた

ヘビーなカレーパンとかピザパンとか

トンチンカンだったけと優しかった

子供の頃は庭に遊具をいっぱい作ってくれた

適当だけど何でも出来た

その変わり者の血をしっかり受け継いでしまったね

ねえ、つい最近までそこに居たくせに
死んじゃうとどこに行っちゃうの

ねえ、どこに居るの

自分のこと、こんなに大事に思ってくれてたのって両親とお爺ちゃんとお婆ちゃんだけだよね

無条件で甘えられて、無条件で信頼出来る
もう、そんなことしてくれる人って居ないんだよね

誰かの子供で居られないって寂しいよ

あの頃に戻って、また甘えたいよ

助けて欲しいよ

もうヤなんだよ
